「NIPPO」は、国土交通省や東日本高速道、中日本高速道路から受注した国道や高速道路、空港の合わせて21の工事で、新品のアスファルトを使う契約だったにもかかわらず、使用済みのアスファルトなどを混ぜた「再生合材」を使用していたと4月に公表しています。

関係者によりますと、その後の調査で新たに12の工事でも同じケースが見つかり、契約と異なる材料が使われていたのは、これまで公表されたものを含めると、全国33の工事だと会社が国土交通省に報告したことがわかりました。

新たに見つかった工事には、首都高速道路の4つの工事が含まれています。

また、新品だとして33の工事に使われた「再生合材」は、NIPPOの複数の子会社が納入したものだということです。

NIPPOは、NHKの取材に対し「現時点ではコメントができない」としています。

アスファルトは多くが再利用され、各地の道路で舗装に活用されていますが、新品と比べて耐久性が低くなる可能性も指摘されていて、国土交通省は、路面の耐久性に問題がないかや、使用済みの材料が使われた理由などについて第三者による調査を行い、報告するよう会社に求めています。

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