押収されたキャッシュカードやスマートフォン(22日午前、警視庁三田署)=共同

違法金利で金を貸すヤミ金融を営んだとして、警視庁生活経済課は22日、針谷恭輔容疑者(44)=東京都大田区=ら男女4人を貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)などの疑いで逮捕したと発表した。

同課によると、針谷容疑者は2000年代に摘発された指定暴力団山口組系旧五菱会系のヤミ金融グループのメンバーだった。旧五菱会系のヤミ金による被害者は数万人に上るとされる。同容疑者は「旧五菱会での金貸し業のもうけが忘れられず手を染めた」などと話している。

針谷容疑者らは正規の貸付業者を装ったホームページを通じて集客し貸し付けていた。18年1月から24年2月ごろにかけて全国の延べ約1万5千人に計約5億3千万円を違法に貸し付け、約6億円の利息を得たとみられる。

4人の逮捕容疑は、23年10月から24年2月ごろ、無登録で貸金業を営み、1府6県に住む31〜66歳の男女9人に計179万5千円を貸し付け、法定金利の3.4〜17.9倍の利息計67万9千円を得るなどした疑い。

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