インドネシアでの世界水フォーラムにメッセージを寄せた天皇陛下(17日、皇居・御所)=宮内庁提供

天皇陛下は21日、インドネシアで開かれている「第10回世界水フォーラム」に、ビデオによる基調講演を寄せられた。陛下は「水を通じて、誰一人取り残されない繁栄の実現につながっていくことを願っています」と述べられた。能登半島地震での断水などにも触れ、「このような経験と知識の共有や、備えの大切さへの理解と行動が地球規模で望まれます」と指摘された。

フォーラムは3年に1度の開催で、水に関連する問題への対処を世界中の関係者が議論する。「水に関する研究」をライフワークとする陛下は、皇太子時代の2003年に日本で開かれた第3回以降、開催国を訪問して講演したり、ビデオメッセージを寄せたりされている。

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