衆院東京15区補欠選挙を巡り公選法違反(自由妨害)の疑いで政治団体「つばさの党」の代表ら3人が逮捕された事件で、落選した幹事長根本良輔容疑者(29)が補選中、妨害行為の様子を配信した動画の中で「広告収入が増えている。落選運動をビジネスにしたい」と話していたことが19日、分かった。警視庁捜査2課は過激な行為を繰り返して再生回数を増やし広告収入を得る狙いがあったとみて調べている。
補選期間中、つばさの党のユーチューブチャンネルには妨害などの様子を伝えるライブ動画約40本が投稿された。19日時点の再生回数は計約250万回、チャンネル登録者数は約25万人に上る。
根本容疑者は動画の中で「選挙にさえ出れば合法的にやれる。ぜひみんなもやってほしい」「再生回数半端じゃない。これが究極の落選運動だと思うので、はやらせたい」などと語っていた。
同課は19日、党代表黒川敦彦容疑者(45)や根本容疑者ら3人を送検した。15回以上の妨害行為があったとみており、逮捕容疑以外の行為の立件も視野に捜査している。
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