「名人戦」七番勝負は、去年、最年少で「名人」のタイトルを獲得した藤井八冠がここまで3連勝していて、初めての防衛まであと1勝としています。

第4局は18日から大分県別府市で始まり、挑戦者の豊島九段が先に対局室に入ると、続いて藤井八冠が入室しました。

午前9時に対局が始まると先手の豊島九段が歩を動かして角道を開けたのに対し、後手の藤井八冠はお茶をひと口含んでから飛車先の歩をついて序盤の戦いが始まりました。

去年、史上初の八大タイトル独占を達成した藤井八冠は、ことしもすでに「王将」と「棋王」のタイトルを防衛し、現在並行して行われている「叡王戦」でも防衛に臨んでいます。

一方の豊島九段は1勝を返して5年ぶりの「名人」復帰に望みをつなげるか、第4局の勝敗は19日 午後に決まる見通しです。

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