政治団体「つばさの党」の幹事長で選挙に立候補した根本良輔容疑者(29)や代表の黒川敦彦容疑者(45)ら3人は、衆議院東京15区の補欠選挙で、ほかの候補者が演説する前で拡声機を使ってどなるなど、演説が聞き取れないように妨害したとして公職選挙法違反の疑いがもたれています。

根本幹事長らは同じような妨害行為を繰り返していましたが、さらに、ほかの候補者や団体を批判した著名人などの自宅に押しかけて街宣活動を行っていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

今月13日に捜索を受けたあとには、東京都の小池知事の自宅前で演説を行っていました。

こうした活動について、捜査幹部は「非常に卑劣な行為で、当事者が被害を申告できなくなるおそれもあった」としています。

相手の自宅の住所はSNSで情報を募るなどして特定していたとみられ、警視庁は恐怖心を与えるねらいがあった可能性もあるとみて活動の実態をさらに調べています。

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