飲酒運転で事故を起こして逃げたとして、石川県警は17日、警察署勤務の50代男性警部補を道路交通法違反(事故不申告、酒酔い運転)の疑いで金沢地検に書類送検したと発表した。また同日、免職の懲戒処分にした。

 監察課によると、男性警部補は3月1日午前2時ごろ、酒に酔って乗用車を運転し、白山市内で標識に接触し田んぼに転落したが、事故を申告しなかった疑いがある。通行人の110番通報で警察官が駆けつけた際、警部補は現場にいなかったという。

 県警の調べに対し、警部補は「自宅で焼酎などをコップで数杯飲んだ」と説明。「寝付けずに酒を飲み、気分転換のため車で出かけてしまった」「発覚をおそれて現場から離れた。気が動転していた」と述べたという。

 田畑真志首席監察官は「警察の信頼を損ねる行為で、県民の皆様に深くお詫びを申し上げる」と話した。(椎木慎太郎)

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