【ワシントン共同】2022年に73.6歳だった世界の平均寿命が、50年には4.5年延びて78.1歳になるとの予測を米ワシントン大などの国際チームが16日、英医学誌ランセットに発表した。感染症や栄養不足、妊婦・新生児の死亡が減ることが理由。代わりに生活習慣病が課題となり、健康寿命の延びは2.6年にとどまる。
サハラ以南のアフリカをはじめ所得が比較的低い地域で改善が大きく、世界の寿命格差は縮まる見通し。日本は女性の寿命が50年にかけて1.1年延び、89.2歳に。男性は2年延びて84.2歳になる。健康寿命の延びは女性が0.8年、男性が1.4年と、世界平均より小幅だ。
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