名古屋家裁に同性パートナーと同じ名字への変更が認められた愛知県の鷹見彰一さん=仮名、30代=が15日、オンラインで記者会見し、「司法に親身になってもらった。結婚して同じ名字になることが夢だったので、一つかなった」と喜びを語った。

 2人は里子を育てている。名字が異なることで、子の病院受診などの緊急時に説明を求められ、意に沿わない性的指向のカミングアウトをしなければならない恐れがあるとして、鷹見さんが名字変更を申し立てた。

 家裁は3月、社会生活上の著しい支障が生じるとして、名字の変更について定めた戸籍法の「やむを得ない事由」に当たると判断し、変更を認めた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。