警察によりますと、去年11月、大阪府内に住む50代の女性がスマートフォンでSNSの投稿を閲覧していたところ、実業家の堀江貴文さんをかたる投資の広告を見つけました。
興味を持った女性が広告をタップすると堀江さんをかたるSNSのアカウントに誘導され、「最大50%の利益が見込めます」などと金への投資を持ちかけられたということです。
そのうえで、運用状況を確認できるとするアプリをダウンロードさせられたうえ、投資の資金などとして、30回余りにわたって現金を駅の構内などで手渡したり指定された口座に振り込んだりして合わせておよそ1億600万円をだまし取られました。
偽物とみられるアプリでは見かけ上は5000万円余りの利益が出ていたこともありましたが、突然ログインできなくなったことなどから被害に気付いたということです。
警察によりますと、女性が現金を手渡した人物は30代から40代の外国人とみられる男だったということで、警察は詐欺事件として捜査しています。
大阪府内では別の70代の男性も同じ手口で2億円余りをだまし取られたほか、著名人をかたった投資名目の詐欺の被害は各地で相次いでいるということで、警察が注意を呼びかけています。
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