14日午前7時すぎ、大分市西ノ洲の日本製鉄九州製鉄所大分地区で、「会社に来ていた男性従業員(30歳)の姿が見えなくなった」と工場の保安センターを通じて110番通報があった。大分中央署によると、駆けつけた署員らが捜査していたところ、約4時間後に溶鋼鍋から人の骨のようなものを発見した。

 署によると、溶鋼鍋は直径約5メートル、深さ約4メートルで、溶けた金属が入っていた。内部の温度は1500度程度あったとみられる。行方不明の社員は鍋から約5メートル上方の床部分で鋼を溶かして精製する作業をしていたとみられるため、男性が転落した可能性が高いとみて調べている。(大村久)

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