埼玉県戸田市の首都高速道路でトラックと乗用車計7台が絡み5人が死傷した玉突き事故で、警視庁は14日、トラックを運転していた降籏（ふりはた）紗京容疑者（28）=相模原市=を自動車運転処罰法違反（過失運転致死）容疑で現行犯逮捕した。

同庁によると、同容疑者は事故時に「意識がなかった」と供述しており、経緯を詳しく調べる。

事故は14日午前7時30分ごろ、首都高5号池袋線下りの美女木ジャンクション付近の片側2車線の左側で発生。渋滞のため停止していたトラック3台と乗用車3台に、降籏容疑者の運転するトラックが後方から衝突したとみられる。

渋滞の列の後方だった乗用車3台が炎上し、車内にいた3人が死亡。乗用車の前方にいたトラックに乗っていた2人も負傷し、病院に搬送された。

同庁によると、同容疑者は勤務中だったとみられ、勤務状況や既往歴などを調べる方針。

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