北海道幌加内町の朱鞠内湖で昨年5月、男性釣り客がヒグマに襲われ死亡した事故から1年となるのに合わせ、町や道警、漁業協同組合などは14日、湖岸で出没時の対応訓練を実施した。赤外線カメラやスピーカーを搭載したドローンを飛ばしてクマを探したり追い払ったりする実演も行われた。

 町職員など約20人が参加し、冒頭1分間黙とうした。湖岸の第2キャンプ場でヒグマが目撃された想定で、人を見ても逃げないことから危険個体と判断し、キャンプ場を閉鎖したり関係機関に連絡したりする手順を確認した。

 細川雅弘町長は「対策を進めてきた。今シーズンは何事もなく朱鞠内湖を楽しめるようにしたい」と話した。

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