大塚食品滋賀工場(滋賀県湖南市)で製造する食品に異物混入があったと公益通報をした後、部署を異動させられ不利益な扱いを受けうつ病を発症したなどとして男性従業員が13日、同社に220万円の損害賠償を求めて大津地裁に提訴した。
訴状によると21年11月、粉末状の食品を入れていたポリ袋から黒いほこりや緑色の樹脂片などを検出。男性が所属する品質管理課が調査した結果、食品の包装に使ってはいけないポリ袋を使用していたことが判明し、22年6月に滋賀県食品安全監視センターへ公益通報した。
男性従業員は「会社は内部通報者に対し報復しないとうたっているが、実際は報復人事が横行している」と訴えた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。