近畿大は13日、大学病院産婦人科で出産した患者2003人分の氏名や診察情報といった個人情報が漏えいした可能性があると発表した。40代男性非常勤医師が無断でデータを個人所有のパソコンに保存し、ウイルス感染などの虚偽の表示で金銭をだまし取る「サポート詐欺」に遭ったという。

 大学によると、2月29日~3月1日、非常勤医師が別の医療機関で勤務中、個人所有のパソコンでネットを閲覧していたところ、サポート業者を名乗る何者かによって遠隔操作できる状態にされた。

 同月4日、医師からの報告を受けた常勤先の病院の調査で、パソコン内に近大病院を含む複数の患者情報が保存されていることが判明した。

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