◆坂本光司さんの著作、どんな企業が紹介されている?
読書会は、40年前に区立尾久西小学校の教諭や保護者らで発足した「ふりこの会」が開いた。毎月、メンバー交代で本を選び、国内外の小説やエッセー、社会問題など幅広く取り上げ、362回も重ねてきた。「もっと人を大切にする会社」の感想を述べ合う「ふりこの会」のメンバー=東京都荒川区で
今回当番の千葉県柏市の島村直子さんは約10年前から、坂本さんの著作に親しんできた。一昨年7月に本紙で始まった坂本さんの自伝的連載「この道」は切り抜いて夢中で読んだ。「考え方の基となった生い立ち、半生が書き込まれていたのが決め手となった」と選んだ理由を話した。 読書会では、代表の菊地光子さんが「(涙があふれて)ティッシュを山にして読んだ。いい会社を世に広める坂本さんの活動を応援したい」と述べた。障がいがある子どものためにどんな注文にも応じるランドセルメーカーや、高齢者雇用に力を入れて100歳社員の誕生を目標とする会社など、参加者は感銘を受けた会社を次々に挙げていた。(久原穏) ◇坂本光司著『もっと 人を大切にする会社』
「もっと人を大切にする会社」は東京新聞オフィシャルショップで購入できる。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。