集会で話す、第2幸成丸の船員だった桑野浩さん(右)と久保尚さん=11日午後、高知市

 1954年に米国が太平洋ビキニ環礁で実施した水爆実験を語り継ぎ、核兵器禁止条約の国際的合意を求める集会「ビキニデーin高知」が11日、高知市で開かれた。水爆実験では、高知の多くのマグロ漁船も被ばくしたとされる。当時実験が行われていたことを知らず漁をしていた元漁船員が講演し「事実を知らせてほしかった」と悔しい胸の内を吐露した。

 集会は広島や長崎などの被爆者や反核の取り組みを学ぶため、高知県原水爆対策協議会などでつくる実行委員会が主催。4回目となる今年はオンラインと併用開催で、約200人が参加した。

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