三木たかしさんが作曲し、石川さゆりさんが歌う「能登半島」(1977年)について、三木さんが設立した音楽出版社「空ミュージック」(東京都中央区)が10日、著作権使用料の一部を石川県の義援金窓口に寄付すると発表した。47年前のこの日、レコードが発売された。

 「能登半島」は若い女性の恋心を描いた楽曲で、阿久悠さんが作詞。ヒット曲「津軽海峡・冬景色」に続く石川さんの16枚目のシングルだ。夏から秋にかけての能登半島が歌詞の中に登場し、石川県内で「ご当地ソング」として愛されてきた。

 今月から寄付を始め、今後も続ける予定という。同社の花畑秀人社長は「この曲をいろんな人に歌ってもらうことで、復興の原動力となれたらうれしい」と話す。(椎木慎太郎)

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