情報通信研究機構によりますと、8日から10日未明にかけて「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面での爆発現象の中でも最大クラスに分類される、巨大な爆発が5回にわたって発生しました。

この「太陽フレア」によって、陽子などの電気を帯びた粒子が大量に放出されていて、早ければ10日夜にも地球に到達する見通しだということです。

このため、10日夜から数日にわたって通信衛星などの人工衛星やGPSの位置情報、それに短波の無線通信などに影響が出るおそれがあるとしています。

情報通信研究機構宇宙環境研究室の津川卓也室長は「この短い間で5回連続というのはとてもめずらしい。人体に影響が出るほどではないとみられるが、GPSの利用や一部の無線通信などに影響が出るおそれがあるので、数日は注意してほしい」と話しています。

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