中国スマートフォン大手の小米(シャオミ)の日本法人は9日、4つのカメラレンズを搭載したスマートフォンを16日から日本市場に投入すると発表した。メインカメラに加えて2つの望遠レンズと広角レンズが付いており、幅広い写真撮影が可能だ。スマホでのカメラ撮影をより楽しみたいコアな消費者層を取り込む。
新製品「シャオミ14ウルトラ」はオンラインショップや一部の家電量販店で発売する。価格は19万9900円。ドイツの老舗カメラメーカーのライカカメラと共同で開発した4つのカメラレンズを搭載した。
画素数は4つのレンズ全てが5000万画素で高画質な写真が撮影できる。光を取り込む量を調節する絞り羽根がカメラのレンズに付いており、暗い場所や明暗の差が大きい場所でも高精細な写真を撮ることができる。
別売りの専用パーツを取り付けるとデジタルカメラのような見た目に変身する。価格は2万2000円。録画ボタンや光の絞りを調整するダイヤル、シャッターボタンなどが付いている。
同社独自の人工知能(AI)も搭載している。ビデオ会議中にAIが字幕を自動生成したり、写真で不要な部分を消すことなどができるという。写真に写った曇り空をAIが自動で青空に生成することもできる。高速処理が可能なCPU(中央演算処理装置)を搭載し、写真やゲーム、動画などデータ処理量が大きいアプリケーションでも滑らかに動作する。
プロダクトプランニング本部の安達晃彦本部長は9日、「記録のための写真ではなく、作品としての写真を撮るというこれまでにない撮影体験を届ける」と語った。
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