ロシアメディアによりますと、ロシアが一方的に併合したウクライナのクリミア半島の東側にあるケルチ海峡で12月15日、ロシアのタンカー2隻が強風や高波にあおられて座礁し、乗組員1人が死亡しました。

2隻は、合わせて9000トン以上の重油を積んでいて、このうちおよそ3500トンの重油が流出したとしています。

流出した重油は海流によって広がり、18日現在、黒海に面するロシア南部のクラスノダール地方の沿岸には、49キロメートルにわたって重油が流れ着いているということです。

沿岸で撮影されたとする映像には、重油にまみれた海鳥の姿が映っていて、現地では、こうした海鳥の救出活動が行われているほか、ロシア非常事態省やボランティアによる重油の回収作業が続けられています。

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