内戦下にあるシリアの反体制派は8日、首都ダマスカスに進攻し、「ダマスカスが解放された」と宣言しました。在英の反体制派NGO「シリア人権監視団」(SOHR)は同日、政権軍がダマスカス国際空港から撤退したと報告。撤退に先立ち、アサド大統領を乗せたとみられる飛行機が出発したとしています。タイムラインで速報します。

■■■12月8日(日本時間)の動き■■■

16:00(ダマスカス10:00)

アサド大統領、シリア出国か

 反体制派が攻勢を強めるシリアの情勢をめぐり、カタールの衛星放送局アルジャジーラは8日、反体制派の情報としてシリアのアサド大統領がすでに出国したと報じた。その後の所在は不明だとしているが、一部ではロシアに向かうとする見方もある。

 ロイター通信は8日、軍関係筋の情報として、アサド氏を乗せた飛行機が首都ダマスカスから飛び立ったものの、目的地は不明だと報じている。

 一方、米ニュースサイト「アクシオス」のバラク・ラビド記者は8日、イスラエル当局者の情報として、アサド氏の飛行機が7日深夜にダマスカスを飛び立ち、国内にあるロシア軍の基地に向かったとX(旧ツイッター)に投稿した。モスクワに向かうのが目的だとしている。米当局者も同記者に対し、アサド氏がモスクワに向かうことを計画しているとの見方を示したという。

  • シリア反体制派、首都ダマスカスに進攻 「アサドから解放」を宣言

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