メキシコのシェインバウム大統領は4日、記者会見を開き、北西部シナロア州で住宅や車の中から合わせて1100キロのフェンタニルを押収したとして、「過去最も多いフェンタニル錠剤の押収だ。2000万回を超える分量だ」と述べ、成果を強調しました。
薬物のフェンタニルをめぐってはアメリカで過剰摂取による死亡が社会問題となっていて、トランプ次期大統領が来月20日の就任日に大統領令に署名し、メキシコとカナダからのすべての製品に25%の関税を課して、フェンタニルなどの国内流入が止まるまでこの措置を続ける意向を示しています。
今回の摘発についてシェインバウム大統領は「時間をかけて捜査をしてきたことが実を結んだ」と述べていて、メキシコ政府による薬物の取締りが成果をあげていることをトランプ氏にアピールした形です。
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