【ニューヨーク=西邨紘子】米フォード・モーターが4日発表した11月の米新車販売台数は、前年同月と比べ14.3%増の16万6373台だった。電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)が好調だった。在庫圧縮に向けた販促や、米政権交代を控えEVへの税制優遇失効を見越した駆け込み購入が販売を押し上げたとみられる。
パワートレイン別の販売は、EVが20.8%増、HVが18.5%増だった。フォードは10月、同社のEVを購入した顧客に年末まで家庭用充電器や設置工事を無料で提供する販促策を発表しており、需要を取り込んだ可能性がある。ガソリン車は13.4%増えた。
車種別では、販売台数が最も多いトラックが22.5%増の9万6724台と伸びた。前年同月に労働組合のストライキに影響を受けた中型ピックアップトラック「フォード・レンジャー」の販売回復などが貢献した。多目的スポーツ車(SUV)は8%増の6万7294台だった。
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