イスラエル軍がガザ地区への激しい攻撃を続けるなか、UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関は1日、支援物資の主要な搬入経路となってきたガザ南部のケレム・シャローム検問所からの物資の搬入を一時停止したことを明らかにしました。
その理由としてUNRWAは、現地での治安の悪化などを挙げています。
また、ガザ地区で食料支援活動を行ってきた国際的なNGO「ワールド・セントラル・キッチン」も活動に使っていた車両がイスラエル軍に攻撃されたことを受け、先月30日、活動停止を発表しました。
これに関連してイスラエル軍は、去年10月の奇襲攻撃に関わったハマスの戦闘員がこの団体で働いていて殺害したと主張しています。
ガザでは、食料危機が拡大するなか、先月29日にはパンを買おうとして店に集まった大勢の住民らに押され、子ども2人と女性が圧死したとAP通信が伝えました。
レバノンでは停戦が発効した一方で、ガザ地区では戦闘が終わるめどがまったくたたず支援活動も妨げられるなか、人道状況がさらに悪化するおそれが強まっています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。