中国の国家統計局が製造業3200社を対象に調査した11月の製造業PMI=購買担当者景況感指数は、50.3となりました。

10月から0.2ポイント改善し、景気のよしあしを判断する節目となる「50」を2か月連続で上回りました。

これは、生産が増えたことや、新規の受注が改善したことなどが主な要因で、中国政府が打ち出した景気刺激策への期待も景況感の改善につながりました。

企業の規模別では、大企業は50.9と「50」を上回った一方、小規模の企業は49.1となり、依然として節目を下回っています。

一方、サービス業など、非製造業の指数は、10月から0.2ポイント低下して50.0となりました。

中国政府は、不動産不況の長期化で悪化している地方財政への大規模な支援策を打ち出しましたが、内需の停滞が続く中、今後、消費刺激策などの新たな対策を打ち出すかどうかが注目されています。

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