パリのノートルダム大聖堂は2019年に火災に見舞われ、修復工事が続いていた=AP

【パリ=共同】2019年4月に火災に見舞われ、修復が進められてきたフランス・パリのノートルダム大聖堂の内部が29日公開された。パリ観光の目玉の一つで世界遺産の大聖堂は惨事から5年超を経て、12月8日から一般に公開される。

マクロン大統領が視察する様子が生中継され、再建された天井や壁など大聖堂の新たな姿が映し出された。壁などはクリーム色で明るくなった印象で、マクロン氏は声明で「以前より美しさが増し、新たな輝きを放っている」と述べた。

マクロン氏は12月7日に再び大聖堂を訪れ演説する。翌8日に大規模なミサを経て大聖堂は一般公開される予定だ。

大聖堂は高層部から出火。屋根が炎上し尖塔が焼け落ちる様子が生中継され、世界に衝撃を与えた。21年秋に修復作業を開始。焼失した尖塔や屋根組みの復元が工事の中心となった。

一般入場は当初、パリ五輪が開催された今年夏までの再開が期待されたが実現しなかった。

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