赤沢亮正経済財政・再生相は29日の閣議後の記者会見で、中米のコスタリカが包括的・先進的環太平洋経済連携協定(CPTPP)加盟に向けた交渉を始めたと明らかにした。米国離脱後の新たなTPPの枠組みに加わる交渉を始めるのは英国に続き2カ国目となる。
CPTPPは2018年に11カ国で発足しており、12月15日には英国が初の新規加盟国となる。赤沢経財相は会見で「コスタリカは民主主義や自由貿易を重視し、価値や原則を共有する重要なパートナーだ。加入は中南米との関係をさらに強化する観点から有意義だ」と述べた。
日本時間の29日未明にカナダで開いたTPP委員会で、交渉開始を決めた。コスタリカは22年に加盟申請を出していた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。