アメリカ商務省が27日に発表した10月のPCE=個人消費支出の物価指数は、前の年の同じ月と比べて2.3%の上昇でした。

上昇率は前の月を0.2ポイント上回りました。

また、価格変動の大きいエネルギーと食品を除いた指数は前の年の同じ月と比べて2.8%の上昇で、上昇率は前の月を0.1ポイント上回りました。

PCEはFRB=連邦準備制度理事会がインフレの実態を把握する指標として重視しています。

FRBが26日に公表した11月の会合の議事録では参加者たちが金融政策の見通しについて時間をかけて利下げを進めていくことが適切だとの考えで一致していました。

また経済データを見極めながら政策を決定していく姿勢が示されていて今後の政策を見通すうえでインフレの動向や雇用情勢が引き続き焦点となります。

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