ウクライナでは、ロシア軍が25日にかけても南部ミコライウ州でエネルギー施設への攻撃を行ったほか、ザポリージャ州でも無人機による攻撃が続いています。

ロシア軍は先週、新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」による攻撃を行い、ウクライナ保安庁は24日に現場で回収したミサイルの破片を一部メディアに公開しました。

これについてウクライナのゼレンスキー大統領は「証拠を分析しており、パートナー国とともにミサイルの詳細と仕様を特定しロシアへの対応を検討している」と述べました。

そのうえで「世界にはこうした脅威に対抗できる防空システムがある」と述べて供与を呼びかけました。

一方、ウクライナ軍の前の総司令官だったザルジニー氏は、23日に掲載された地元メディアとのインタビューで、現時点でロシア軍が1週間で150キロから200キロ程度の大規模な進軍を行う可能性は低いとの見方を示しました。

無人機などの新たな兵器が兵士の動きを阻んでいるからだとしています。

ザルジニー前総司令官は先週、北朝鮮の兵士がロシアに派遣されたり、北朝鮮やイランなどの兵器でウクライナが攻撃されたりしていることを理由に「2024年は第3次世界大戦が始まったとみなすことができる」と指摘しています。

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