アゼルバイジャンの首都バクーで開かれているCOP29では、途上国の気候変動対策を支援するための資金について、新たな目標額を決めることなどを目指していますが、21日朝に示された成果文書の草案をめぐっては各国から内容が不十分だという不満が相次ぎました。
議長国のアゼルバイジャンは予定された最終日である22日の正午に再び草案を公表したうえで、夜までに成果をとりまとめたいとしています。
しかし22日の正午の時点でも新たな草案は公表されず、会期の延長はやむをえないという見方が強まっています。
ドイツのベアボック外相は21日の会見で「今後数日間は極めて困難な道のりが待ち受けている。今は会場にいるすべての当事者が建設的に協力し、議長国がもっと意欲を持って役割を果たすことが課題だ」と述べ、難しい交渉が続くという見方を示しました。
途上国の気候変動対策への支援額などをめぐって各国の意見に大きな隔たりがある中、合意にたどり着けるか重要な局面を迎えています。
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