2年前に行われたブラジルの大統領選挙をめぐっては、ボルソナロ前大統領の敗北を認めないとする支持者による抗議行動や、議会などが襲撃される事件が起きるなど政治的な混乱が広がりました。
その後、一連の混乱に関するさまざまな捜査が行われてきましたが、ブラジルの連邦警察は21日、選挙に敗北した前大統領の権力維持を図るためボルソナロ氏やその側近ら37人が、クーデタ未遂などに関与した疑いがあるとする捜査報告書をまとめたことを明らかにしました。
ボルソナロ氏の関与の程度やクーデター計画の内容など、捜査報告書の詳しい内容については明らかにされていません。
これに対し、ボルソナロ氏はSNSを通じてコメントを出し「内容を見極める必要がある。闘いはそこから始まる」などと一連の捜査を批判しました。
地元メディアは検察当局が今後、報告書を分析してボルソナロ氏らの起訴に踏み切るかどうかが焦点になると伝えています。
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