レバノンで活動する国連レバノン暫定軍はイスラエル軍などからの攻撃で負傷者が増えている=ロイター

【ニューヨーク=共同】国連のラクロワ事務次長(平和活動担当)は19日、米ニューヨークの国連本部で記者会見し、レバノン南部で国連平和維持活動(PKO)を担う国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に参加しているアルゼンチンが、派遣していた将校を撤退させたと明らかにした。UNIFILはイスラエル軍などからの攻撃が相次ぎ、負傷者が増えている。

ロイター通信によると、UNIFILに人員を派遣する国からの撤退通告は初だという。レバノンの民兵組織ヒズボラ掃討を掲げるイスラエル軍は、UNIFILの施設周辺への攻撃を正当化。多くの隊員が巻き込まれ、国際社会から批判が強まっている

ラクロワ氏は「現地に残る民間人を支援し続ける」と述べ、UNIFILの駐留継続を強調した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。