APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため、ペルーの首都リマを訪れているアメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席は現地時間の16日午後、日本時間の17日午前に首脳会談を行う予定です。
両首脳が対面で会談するのは、去年11月以来、1年ぶりです。
今回の会談でアメリカ側は、この1年の間に双方の軍どうしの対話が再開したことや、アメリカで社会問題化している薬物への対策で協力が深まったことなどを振り返りながら、両国間の意思疎通の重要性を確認したいとしています。
そして、中国の台湾周辺での軍事活動や南シナ海での威圧的な行動に懸念を伝えるとともに、ロシアによるウクライナ侵攻などについて協議したいとしています。
アメリカではトランプ次期大統領が来年1月に就任するため、バイデン大統領と習主席による会談はこれが最後になる見通しです。
両首脳は、トランプ次期政権の発足も見すえ、両国関係の安定化に向けて意見を交わすものとみられます。
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