イーロン・マスク氏がX(旧ツイッター)のオーナーになってから偽情報が増えたと指摘する欧メディアもある=ロイター

【パリ=共同】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は15日までに、RSFに関する偽情報の拡散を放置し、名誉を毀損したなどとして、X(旧ツイッター)をフランス司法当局に告訴すると発表した。

13日の声明によると、今年8月下旬、ロシアの侵攻を受けたウクライナの軍にナチスの信奉者がいるとの英BBC放送を装った偽動画がXで拡散された。RSFの調査として伝えていた。RSFはXに削除を求めたが、Xは応じなかった。

RSFは「Xは削除を拒否することで偽情報の拡散に加担したことになる」としている。

Xを巡っては、英有力紙ガーディアンが13日、スペイン紙バンガルディアが14日にそれぞれ公式アカウントへの投稿を中止すると発表した。バンガルディア紙は実業家イーロン・マスク氏がオーナーになり、偽情報が増えたと指摘した。

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