【ニューヨーク=共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は14日、トランプ次期政権で要職を務める実業家イーロン・マスク氏が、11日にニューヨークでイランのイラバニ国連大使と面会し、両国の緊張緩和について議論したと伝えた。
マスク氏は、5日の大統領選後にトランプ次期大統領がウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談した際にも同席したと報じられており、存在感を高めている。
トランプ前政権下で米国はイラン核合意から離脱して対イラン制裁を再発動。両国は激しく対立したが、同紙は次期政権では関係が変化する可能性があると指摘した。
会談はマスク氏の要請で実現。1時間以上にわたり議論し、イラン側は「前向き」「良いニュース」と評価したという。
イラバニ氏はマスク氏に、制裁の免除を受けて一部事業をイランに移転するよう提案した。
マスク氏は大統領選で多額の献金をするなどトランプ氏を積極的に支援。次期政権では、新設される政府業務の効率化を担う組織を率いる。
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