フランス軍は、ことし9月下旬からフランス東部の基地で、ウクライナ陸軍の兵士およそ2000人を対象に参加人数、期間ともに過去最大規模だとする訓練を行っています。
2か月余りの訓練期間の終盤を迎えた今月13日には、ウクライナの前線の環境を再現したざんごうで、戦闘訓練の様子が報道陣に公開されました。
訓練では、敵役のフランス軍の兵士がざんごうに向けて突撃すると、ウクライナ軍の兵士たちは身を隠しながら応戦したり、上空の無人機で敵の位置を把握したりして、撃退の手順を確認していました。
訓練ではさまざまな役割を担う部隊が協力して作戦を行い、「旅団」としての練度の向上を目指しているということで、フランス陸軍の教官は「訓練の難易度を高めてきた。いまは最も難しい段階を迎えている」と話していました。
ウクライナへの支援をめぐってフランスのマクロン大統領は12日、「絶対的な優先事項であり続ける」と述べていて、アメリカのトランプ次期大統領がウクライナ支援に消極的とされる中、フランスとして支援を継続する姿勢を強調しています。
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