アメリカのトランプ次期大統領は、選挙戦のなかで、ロシアによるウクライナ侵攻を即座に終わらせると訴え、政権移行チーム内では、停戦に向けて、ロシアが占領しているウクライナ領の一部を現状のままで凍結することも含めた案が検討されていると伝えられています。

ロシアと国境を接し、ウクライナの立場を強く支持するバルト三国の1つ、エストニア外務省のブセビオフ次官が14日、都内でNHKのインタビューに応じ「軍事力による国境の変更は認められない。ロシアは、国際的に認められた領内に戻ることを望む」と述べ、まずはロシアの占領地域が解放されることが重要だと強調しました。

そのうえで「ウクライナがEUとNATOに加盟することが、安定や繁栄を保証すると信じている」と述べました。

一方、ブセビオフ次官は、前のトランプ政権時に駐米エストニア大使を務めていた経歴から「トランプ氏に助言する多くの人を知っている。プーチン大統領に公正な平和を受け入れさせるため、政権に入るすべての人と協力関係を築くことが大切だ」と述べ自身もトランプ氏側と連絡をとり、ウクライナが妥協を強いられない形でどう戦闘を終わらせるか探りたいとする考えを示しました。

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