パリのノートルダム大聖堂は、5年前の大規模な火災で屋根などに大きな被害が出ましたが、その後、再建工事が進んで、来月には一般公開が再開されます。

大聖堂にはことしのパリオリンピック・パラリンピックで陸上競技などが行われた「スタッド・ド・フランス」に置かれた鐘が設置される予定で、大聖堂前の広場で7日、鐘が関係者にお披露目されました。

この鐘は陸上女子やり投げの北口榛花選手など、大会で金メダルを獲得した選手が鳴らす姿が話題となり、「PARIS 2024」と刻印されています。

今後、ミサの際など1日に数回鳴らされるということです。

大会組織委員会のエスタンゲ会長は「多くの感動を与えた鐘が、パリの最も美しい遺産であるノートルダム大聖堂で生き続けるのはすばらしいことだ」と述べました。

また、鐘を見に来た20代の男子大学生は「パリ大会と大聖堂を結びつけるよいアイデアだ。日本などからの観光客にはぜひ大聖堂を訪れてほしい」と話していました。

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