GMミーティングはリーグ運営の改善点などを話し合うため毎年この時期に開かれていて、各球団からFA=フリーエージェントとなった選手との契約交渉の時期と重なることから注目選手の去就も大きな話題となります。

ことしはテキサス州サンアントニオのホテルで3日間の日程で行われ、初日の5日は、アメリカンリーグのゼネラルマネージャーが報道陣の取材に応じました。

ことしはヤンキースで41本のホームランを打った26歳のソト選手がFA市場で最大の関心を集めていますが、日本選手ではプロ野球・ロッテの佐々木投手や巨人の菅野投手、中日の小笠原慎之介投手といった先発投手の去就が注目されています。

スポーツ専門チャンネルの「ESPN」は注目選手のランキングで1位をソト選手、2位に佐々木投手をあげていますが、佐々木投手に関してはロッテがこのオフの大リーグ移籍を認めるかどうかが明らかになっていないため、「日本のエースは例外」とも付け加えています。

この日、取材に応じた球団幹部の多くは特定の選手についてのコメントを避けましたが、ブルージェイズのアトキンズゼネラルマネージャーは「われわれは日本選手の市場に参入する準備ができている。トロントは日本人選手にとってすばらしい目的地になると思っているので今後も努力を続けたい」と話していました。

そのブルージェイズから今シーズン途中にアストロズに移籍し、シーズン終了後にFAになった33歳の菊池雄星投手も去就が注目される1人で、今シーズン9勝を挙げ自身初の200奪三振を達成したことや、貴重な左の先発投手であるため評価が高まっています。

アストロズのブラウンゼネラルマネージャーは「彼はいい仕事をした。可能であればチームに戻したいと思っている」と話し、残留を希望していました。

6日はナショナルリーグの球団幹部のほか、ソト選手や菊池投手などの代理人を務めるスコット・ボラス氏なども取材に応じる予定となっています。

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