イスラエル軍は、イスラム組織ハマスへの連帯を示す隣国レバノンのヒズボラに対して空爆や地上作戦を続けていて、30日にはロケット弾の発射台など、100以上の標的を空爆したと発表しました。

さらに、東部バールベックやその周辺の住民に退避を通告した上で空爆を行うなど攻勢を強めています。

イスラエルメディアは、対象地域には8万人以上が住んでいて異例の規模の退避通告だと伝えています。

一方、ヒズボラの前の最高指導者の殺害を受けて新たな最高指導者となったカセム師は、就任後はじめて動画の声明を発表しました。

このなかでカセム師は「指導部が策定した戦争の計画を継続する。われわれの計画はレバノンを防衛し、パレスチナの同胞を支援することだ」と述べ、ガザ地区での停戦が実現するまでイスラエルに徹底抗戦する姿勢を強調しました。

ヒズボラもイスラエルに対して連日、ロケット弾や無人機による攻撃を繰り返していて、ガザ地区での停戦に向けた協議が難航する中、イスラエルとヒズボラの戦闘も激化しています。

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