トランプ氏は演説で「とてもシンプルな質問から始めたい。4年前よりも今のほうがよい状況にあると思うか。われわれはインフレを終わらせ、国内への犯罪者の侵入を阻止し、アメリカンドリームを復活させる。国はこれまで以上に大きく、よりよく、強くなるだろう」と述べて支持を訴えました。
また、トランプ氏は、27日にニューヨークで開かれた自身の集会で、コメディアンが自治領のプエルトリコを「ゴミの島」などと発言したことについて、直接、言及はしませんでしたが「プエルトリコのコミュニティーを私ほど愛している人物はいない。私はプエルトリコの人たちとヒスパニック系アメリカ人のための最善の未来を実現する」と述べました。
コメディアンの発言に対してはハリス副大統領が批判を強めていて、トランプ氏としては選挙に影響を及ぼさないようにするねらいがあったとみられます。
トランプ氏が集会を開いたペンシルベニア州は、7つの激戦州の中でも選挙人の数が多く、30日にはハリス氏も集会を開く予定で、攻防が激しさを増しています。
トランプ氏の支持者 “政策や実績を重視”
ハリス氏がトランプ氏の大統領としての資質に疑問を投げかけ、支持を広げようとしているのに対し、トランプ氏の支持者からは政策や実績をより重視して支持しているという声が聞かれました。
今回、大統領選挙に初めて投票するというペンシルベニア州に住む18歳の男性は「トランプ氏は大統領の任期中に有能であることを証明したと思う。よい政策でよい経済を実現した。それが私が大統領に求めることであり人柄は気にしていない」と話しました。
また別の支持者の女性は「トランプ氏の発言をいつも好きなわけではなく、時にはとても腹立たしいと感じるが、彼がアメリカの最善の利益を考えていると信じている」と話しました。
そして「トランプ氏は私たちの国を立て直そうとしているが、ハリス氏は基本何もない。(何をするのか)質問に答えて自分で証明してほしい」と話し、ハリス副大統領を批判しました。
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