ロシアのプーチン大統領は24日、来月の米大統領選で返り咲きを目指す共和党のトランプ前大統領が、ウクライナ侵攻の終結に意欲を示していることについて、「私には、彼が心から話していると思える」と述べ、歓迎する考えを示した。

 22~24日に開かれた新興国グループ「BRICS」首脳会議の締めの記者会見で話した。プーチン氏はトランプ氏と親密な関係があるとの見方もあるが、「トランプ氏はロシアとの関係を批判されたが、捜査の結果、完全にたわごとだったと判明した」と否定。「(親密な関係は)以前もいまも存在しない」と強調した。

 また、ロシア南西部クルスク州でのウクライナの越境攻撃について「(大統領選をめぐる米国の)国内政治の状況や選挙への干渉の試みと関係している」との見方を示し、「(米国は)現政権のウクライナへの資金が無駄でないと示したい」との考えを示した。

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