FRB=連邦準備制度理事会による利下げが緩やかなペースになるという見方などを背景に、23日はアメリカの長期金利が上昇しました。
これを受けてニューヨーク株式市場では、景気や企業の業績への懸念から売り注文が広がり、ダウ平均株価は一時、600ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
終値は、前日と比べて409ドル94セント安い、4万2514ドル95セントでした。
また、ハイテク関連銘柄が多いナスダックの株価指数も1.6%の下落となりました。
市場関係者は「アメリカの大統領選挙では、世論調査の内容から接戦が続いているという見方が根強いが、一部の投資家の間ではトランプ前大統領の政策によって、インフレが再燃する可能性も意識され、長期金利が上昇する傾向にある。企業が資金を調達する際のコストが増えるという受け止めから、売り注文が広がった」と話しています。
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