北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記が14日、国防および安全分野に関する協議会を招集した。朝鮮中央通信が15日に伝えた。北朝鮮は、韓国の無人機が平壌に侵入して反体制ビラをまいたと主張しており、協議会では金氏が「強硬な政治軍事的立場」を表明し、当面の軍事活動の方向を示した。
同通信によると、国防相や軍総参謀長らが出席した協議会では、無人機問題を指すとみられる「敵の重大な主権侵犯挑発事件」に関する分析や、対応する軍事行動計画についての報告などが行われた。同通信は金氏が「評価と結論を下した」としているが、具体的な内容には触れていない。
無人機問題をめぐっては、軍が12日付で南北の軍事境界線付近の部隊に射撃準備態勢を整えるよう指示している。(ソウル=貝瀬秋彦)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。