ロシアのウシャコフ大統領補佐官は10日、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカなどで構成するBRICSが10月下旬にロシア西部カザンで開く首脳会議に少なくとも32カ国が参加表明し、首脳級24人が出席する予定だと記者団に述べた。
ロシアメディアによると、ウシャコフ氏はロシアでの外交イベントとしては「もっとも大規模なものとなるだろう」と強調した。同氏によると38カ国に招待状を送付した。参加国や出席する首脳級の人数は今後増える可能性があるという。
BRICS首脳会議には中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席やインドのモディ首相ら加盟国の首脳が出席する予定。トルコのエルドアン大統領らも参加する見通しだ。
ロシアのプーチン大統領は参加する首脳の多くと個別に会談する予定としている。
ロシアはBRICSに加盟していない旧ソ連構成国などもカザンでの首脳会議に招待している。ウクライナ侵略を巡って対立する欧米諸国にロシアと新興・途上国の結束をアピールするとみられる。
前回2023年8月に南アフリカで開催したBRICS首脳会議では、拡大首脳会合に首脳のほか大臣級を含めて50カ国以上が参加していた。
【関連記事】
- ・タリバン、BRICS会議参加に意欲 議長国ロシアに要請
- ・プーチン氏と習氏、BRICS首脳会議で会談へ 10月
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。