イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」は、教育環境や研究の質、それに、国際展望などの指標をもとに、毎年、世界の大学のランキングを発表しています。

ことしは世界115の国と地域にある2000以上の大学を対象に評価が行われ、9日、最新のランキングが公表されました。

それによりますと日本は
▽東京大学が28位となり、前の年の29位から順位を1つ上げたほか
▽京都大学は前の年と同じ55位となりました。

一方、
▽1位は9年連続でイギリスのオックスフォード大学
▽2位がアメリカのマサチューセッツ工科大学
▽3位がアメリカのハーバード大学で
上位10校をイギリスとアメリカの大学が占めています。

アジア圏では、
中国が
▽12位に清華大学▽13位に北京大学と
いずれも2年連続で上位15位以内に入ったほか
▽シンガポールのシンガポール国立大学が17位となりました。

日本では国から大学への交付金の減少や物価高などで大学の財務状況が切迫しているとされていますが、「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」はイギリスでも大学が資金難に直面しているとしています。

一方、中国については政府による大学への投資が増え、研究内容などに関する国際的な影響力が高くなっていてトップ10に迫る勢いだと評価しています。

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