シェアサイクル事業のチャリチャリ(福岡市)は8日、台湾の自転車大手、巨大機械工業(ジャイアント)子会社が運営するYouBike(ユーバイク、台北市)と連携する覚書を結んだ。自転車の整備方法や地方自治体・事業者との連携に関するノウハウを共有し、将来はサービスの相互利用も目指す考えだ。
ユーバイクは2009年にシェアサイクル事業を開始。チャリチャリと同じくスマートフォンアプリで自転車のQRコードを読み取るか、ICカードをかざすことで利用できる。現在は台湾内の12県市などでサービスを展開し、ステーション(ポート)数は約7500カ所、自転車の台数は約9万3000台に上る。
同日福岡市内で行われた締結式で、チャリチャリの家本賢太郎社長は「日本と台湾との関係は一段と深まっている。連携によって互いのサービス向上につなげたい」と期待を述べた。ユーバイクの蘇聖雄・経営本部協理(副社長級)も「台湾のユーザーが日本でチャリチャリを、日本人は台湾でユーバイクを利用できるような仕組みをつくりたい」と話した。
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