およそ500社の日系企業が所属する「台北市日本工商会」は4日、当局に対する提言をまとめた報告書を、台湾の閣僚で国家発展委員会の劉鏡清主任委員に提出しました。

報告書では、半導体やAIなどの産業で日本と台湾のさらなる連携強化を求めているほか、台湾のTPP=環太平洋パートナーシップ協定の加入について「日本政府の支援で早期に実現することを期待する」としています。

このあと、劉主任委員は半導体産業を例に挙げて、台湾と日本は互いに補完し合う関係にあると指摘し「今後協力していくうえで世界で最もいい場所は日本であり、われわれは発展のために投資を続けていく」と強調しました。

台北市日本工商会は「課題や提言を台湾側と継続して協議することで、ビジネス環境の改善をはかるととともに、日本と台湾の良好な関係を構築していきたい」としています。

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