10月1日にNATOの新しい事務総長に就任したルッテ氏は3日、早速ウクライナを訪れてゼレンスキー大統領と会談し、そろって記者会見を行いました。
このなかでルッテ氏は「ウクライナの勝利を確実にするため支援を推し進めることが私の優先課題だ」と述べ、NATOとしてウクライナへの支援を強化していく姿勢を強調しました。
これに対し、ゼレンスキー大統領は、ルッテ氏の訪問に謝意を示すとともに「ロシアの『テロ行為』に終止符を打つために必要なのはパートナーたちのさらなる決意だ」と訴えました。
そのうえで「ロシアにより大きな圧力をかけるためには前線を強化する必要がある」と述べ、より射程の長い兵器をロシア領内への攻撃で使う許可を求めました。
今月12日には欧米などの国々がウクライナ支援を協議する首脳級の会合がドイツで開かれる予定で、ゼレンスキー大統領は、ロシアの侵攻を終わらせるために作成したとする「勝利計画」について各国と協議し、具体的な支援につなげたい考えです。
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